盛り付けの基本は…いい器と料理そのもの。
料理そのもので季節を表現…。
つまもの・食べれないもので飾りたてない。
いい器とは…料理を引き立ててくれる小さな舞台。
でしゃばらない、飾らない、なにより「調和」を感じながら…和む器でおもてなし…。
ちゃふぇでは主に明治から昭和のアンティークの器、窯ものや作家ものや私の手作りの器を使っています。
骨董だけに…たまにカケ・ヒビがあるかも…わびさびとおもってご勘弁を…
高校を出て京都でこの道にはいりました。
一般に京料理というか日本料理は手間隙無駄の料理です。
食べれる皮を剥いて捨てる、飾り切りをして捨てる、食べれないものを飾って捨てる。
(洋食では何でもかんでもスープに入れる、無駄がない)
「何か違う…」当時からそう思ってました。
上の人に「将来どうする?」と聞かれ…漠然と、ふいに「田舎料理とか素朴でいいですかねぇ。」と答えた。
山菜採りの本も当時買ったりもした…(でも本棚にしまったままで、読みだしたのはこの地にに来てから)
時がたち…そこそこ料理ができるようになっても…勤めでは…
「何か」を表現できない…つまらなくなって…
一旦、調理から離れた…
三十ニの時に陶芸に目覚め…作家さんに手伝いながら作陶をつづけるうち、また器に載せる料理がしたくなった。
作陶の本をいろいろ読んでいると…魯山人にたどりつく、彼も虚飾を嫌い、器と料理そのもので勝負すると…
『えッ!私と同じじゃん!』
そんなわけで…私の中では、ちゃふぇはなんちゃて星岡茶寮なんです。(爆)
写真は今日の前菜五点盛り 青磁笹皿
柿の山葵和え・秋刀魚の燻製・ドライトマト・岩魚の筋子on豆腐・(見えてないけど)コシアブラの醤油漬け
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